日本にパンダが居なくなる!
2025-12-16
年末になり、何やら寂しいニュースが入ってきました。
先月の高市首相の台湾有事に対する日本の防衛のスタンスに対し、猛反発の中国。
私の考えでは日本政府のこの対応は今までと何も変わるものではなく、あくまでも同盟国と日本国の国民を守るための手段だということは今更な話。
しかし中国はこれに対し異常に反応し、日本近海での軍事訓練の最中にこともあろうに日本の戦闘機に対しレーダー照射を行うという行為に出ました。
トップガンという映画を見ればわかるように、戦闘機同士のレーダー照射はロックオン、つまりミサイルの射程内に納めた行為で、ミサイルを放てば命中して機体はバラバラになるということ。
日本の自衛隊が周辺に外国戦艦や戦闘機が近づけばスクランブル発進し、警戒に当たるのは当然の事。
ちなみに私の感覚では日本海側の基地はスクランブル発進の回数が多く、太平洋側は比較的少ないという国際情勢と地理的感覚を踏まえた感覚だけど、実際には最近は東シナ海や沖縄周辺での中国などの動きが活発とか。
今回もテレビでは自衛隊のスクランブル発進は当然という政府や自衛隊OBのご意見をかき消すかのような専門家や番組も多いけど、ことはそんな穏やかな事態じゃないみたい。
そして中国はこの事象に対し、日本を逆に非難する暴挙。
それはともかく、このタイミングで上野動物園のパンダを中国に返還することになり、とうとう日本にはパンダが居なくなってしまうとか。
上野のパンダといえば今から50年ほど前に、日中国交正常化の証に日本に貸してくれたもの。
初めて来たときの騒動やその後の人気ぶりは凄く、上野=パンダの街が定着して様々な商品や看板などが掲げられてきました。
繁殖がうまくいかずに苦労もあったようですが、ここまで何頭ものパンダが日本中の子供たちや大人さえも癒してくれました。
残念ながらこれは中国からの借り物なので、決められた期限には返さねばならぬことだそうで、日本で生まれたパンダぐらい残してくれても良いのに・・・との思いは届かず。
そして今の日中関係。残念ながらしばらくパンダは期待できそうにないというのが実情でしょうか。
中国との仕事の取引がない私などには、一連の騒動で一番残念な、一番の痛手はパンダが居なくなること・・・なんて思うところです。