宮田の環境を守る会解散!
2024-11-20
昨日は宮田村のここ何年もの間懸念だった大久保地区に建設予定だった産業廃棄物処分場の建設に反対する「宮田の環境を守る会」の最後の総会がありました。
大久保地区に建設予定だった同施設は、上伊那郡内の業者が土地を購入し、放射線物質を含む産業廃棄物の処分を行うという事で、宮田村内は勿論、周辺市町村や天竜川流域に至る多くの市町村の方々の反対運動に広がり、今年、村と業者の間で土地の売買が成立。
村が土地を買い取る形で業者は更地に整備して手を行くという形で決着をみました。
既に現地は更地となり、村も土地購入費と旧施設の解体や整地費用を支払い、処分場建設は白紙になりました。
これを受けて環境を守る会も、初期の目的を達したという事で昨日の総会で解散が決まり、10年に及ぶ産廃施設反対の運動は終焉となりました。
この間、現地周辺の地下水の調査をしたり、県や国に建設中止を求めて活動したり、何より10万人を超える署名を集めるなど守る会の方々のご努力には敬意を表します。ご苦労様でした。
私も議員になってから、当番で地下水調査に行ってお手伝いしたりしましたが、毎月2回の決められた調査は大変だったと思います。
それらの調査の結果、今回まとめられた資料には素晴らしいデータの図が載せられてもいます。
村にとっては莫大な予算を投じることになってしまった事態ですが、村長はじめ多くの皆さんが村をあげての反対運動は無事に解決となり何よりです。
宮田村で産廃施設反対運動が起きたのは2回目だと認識しています。
どちらも「知らぬ間に土地が産廃業者に渡っていた」との記憶です。
なかなか難しい事ですが、事業者にも二度とこういう事態が起きないようにしてもらいたいと願うところです。
宮田村にとっては大きな一幕が終わりました。関係者の皆様、本当にご苦労様でした。