小泉改革に期待する

2025-5-28

 このところ毎日、米の価格と小泉農水大臣の次々に飛び出す備蓄米と米の価格の話題に終始していますが、昨夜からは備蓄米の取り扱い希望者が殺到したため、一旦随意契約の募集は止めるとの報道。
本当にやる事が早いという印象ですが、こうなれば2000円前後と言われる第2期備蓄米が何時店頭に並ぶのかが勝負でしょうか。
 そして、やはり小泉進次郎さんと言えば、過去にJA改革を行いながら道半ばで断念、つまり上手くいかなかった経験の持ち主です。
JAという巨大組織は、日本の農業のそれこそ中心を担う組織ですが、農家はJAに頼り切り、いや、頼り過ぎて時にはまずい事もあります。
ここでJAの批判をするつもりはありませんが、率直に感じている事を言えば、宮田村を始め地方の農家では、それこそ生まれてから、いや、生まれる前から死ぬまで、死んでもJAのお世話になるという人も多く、JAの存在、その依存度は高いです。
生まれて子供の事、農業生産や出荷。スーパーでの買い物。家庭内のほとんどの必需品が揃い、最後は葬儀は勿論、墓石まで調達、面倒を見てくれます。
それだけに、農家の依存症ともいえる信頼は大きいですが、なにせ商社という一面もあり、多くの職員や役職者を抱える組織。
過去には農家に増資を求める事も多かったと聞くけど、近年は地元のJAも改革が進み、事業所やガソリンスタンドの閉鎖等を比較的簡単に行ってしまい、地域によっては非常に困る所もあるようです。
宮田村でも、カントリーが集約されて宮田産の米は飯島町まで2年前から運んでいます。
コンバインで刈り取ったモミを、トラックに乗せて飯島町のカントリーに運ぶわけです。
更に、現在存在する農機具を修理、販売する施設の廃止も発表され、地元農家の反発を受けているそうです。
一方で上部組織、経済連などには優秀な方々が揃い、日本の農業や金融といった分野で農家を中心に操る組織も存在するそうな。
各地のJAはともかく、この上部組織に何らかの不信を持つ農民も多いと思われますから、小泉大臣には改革を願いたいところですが、これがなかなか力が強く、選挙の事もありますから自民党ばかりでなく、各政党が思うに任せぬ状況があるのではないか?とは私の勝手な憶測です。
農民から何かしらの物を巻き上げ、利益を被る、むしばむ存在ならそれは迷惑千万。
でも逆に、こんな苦境には農家をしっかり支えてくれる団体、組織なら有難いもの。
小泉さんの手腕に益々期待します。

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