鵬程万里
2023-10-21
私事で恐縮ですが、昨日は上伊那郡下8市町村の議員と理事者が参加しての研修会があり出席してきました。
月曜日の伊南に続く研修会で、これも懇親会までフルに開催するのは何年かぶりだそうで、私は初参加です。
まずは南箕輪村の村民センターにて、シンガーソングライターの伊藤ひよりさんの唄を交えた講演をお聞きしました。
演題は「鵬程万里~歌と私と僕」というものでした。
伊藤さんの事を知らない、初めてお聞きする私は、ステージに現れた伊藤さんを迎え、唄を聞き始めてあれ?と。
伊藤さんは自らLGBTRであると自己紹介し、その後はLGBTの説明や自らのこれまでの体験や活動を話しながら、3曲ほど歌を挟んで聞かせてくれました。
今の世の中、ジェンダーとかLGBTとか非常に注目度も上がり、そういう人や話題としても多くなりました。
全国の自治体や国会でも、ジェンダー平等とかLGBTの方への支援策や施策について質問が出たり、例えばトイレや更衣室の改修なんていう具体的な事例も出たりしていますが、自らがその体験や心情を話してくれる、そんな話をお聞きする機会はなかなかないと思い、聞き入っていました。
2~3歳までは自分は女性だと思い込んで育ったという伊藤さん。その後の成長過程や歌手としてデビューする、いや活動後も含めた苦労や葛藤などを話してくれました。
鵬程万里とは、そんな伊藤さんが抱く想いを表現したものと思います。
正直、私などには分からない事も沢山ありますが、今の世の中、いろんな人や事が沢山あって、自分が育った過程や時代とは明らかに違うとは認識するものの、それらを受け入れる気持ちは持っているつもりでも、当事者の方の心情は分からない事が多いんだろうとは感じました。
最後にいろんな議員から質問が出ましたが、中には失礼な質問もあったり、それは質問じゃないだろうみたいなものもあり、相変わらず議員というのは様々だと思いつつ、伊藤さんの活動へのエールの気持ちは皆さん養っただろうとは思いました。
大変考えさせられる講演でありました。
その後の懇親の席は、大勢の議員や理事者とご挨拶をしながらお話をさせて頂きました。
私にとっては4月の県議選のお礼参りみたいな雰囲気もあり、知り合いの町村長さんと会話させて頂き有意義な時間でした。
帰村後、これまた初めての研修慰労会の席も設けて頂き、議員間の交流も出来たと思います。