ポンプ操法大会の行方

2023-6-29

 毎年6月の今頃は、消防団のポンプ操法大会があり、今頃は宮田村の大会が終わって優勝チームが郡大会に向けて練習している時期です。
しかし、新型コロナの影響を受ける前に郡内の町から消防団員の負担を減らすためにポンプ操法大会を行わないとの声が上がり、郡大会の見直しが行われたそうです。
 丁度そのタイミングの時、新型コロナの感染が拡大しポンプ操法やラッパ吹奏大会は中止。
団員たちは毎年行っていたこの季節の練習を行うことなくある年を過ごしました。
その後、そうはいっても消火技術の低下が懸念され、有事の際の行動に影響があるとの事から宮田村消防団は各部ごとの消火訓練と称して週に1~2日ぐらいの練習を行うようになったそうです。
残念ながらポンプ操法大会は開催されない為、順位を競う事は無く、郡大会、県大会への道は閉ざされたままの練習でしたが、それでも我社の地元部は多くの団員が集まって早朝から練習している姿がありました。
 ちなみに隣の駒ケ根市では今年はかつてのように市のポンプ操法、ラッパ吹奏、救護大会は実施され、優勝チームが次の大会に進むというかつての姿に戻ったそうです。
 今朝の朝刊では、下伊那郡下の村でも大会が行われ、女性団員が初めて優勝メンバーになり、郡大会への出場を決めたとの記事があり、県内の地域によってはまだまだかつてのような大会に向けての熱い戦いが続いている様子が伝わってきます。
 そもそも論ですが、消防団の技術向上は必要な事。
消火技術やラッパの吹奏、救護技術などは勿論の事、団員の統制と自らを守るための団体行動など、訓練により得るものは大きい筈。
現状は各市町村とも団員不足が顕著で、新入団員が集まらない理由の一つがこの訓練の大変さ、負担の大きさだと言われます。
そこで最も負担が多い(出席機会が多いというべきか)ポンプ操法大会を取りやめ、団員の負担を減らそうという自治体が出てきたしまったのが現状のようです。
技術取得は自らの身を守るためにの手立てだと思う私は、ある程度の訓練や、大会に向けてのチームワーク作りっていうのも必要では?と考える方です。
これからのポンプ操法大会がどのようになっていくのかに注目もしています。
 今朝、地元の部は最後の練習をして機材を撤収して行きました。5月の連休明けから週に1~2度の練習を行っていたようです。
長い間ご苦労様でしたと言いたいです。

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