日本の防衛を考える
2022-11-4
昨日は文化の日。晴れの特異日とも言われ、私にとってはとある記念日ですので毎年何かしら思うところもある日です。
そんな昨日朝、テレビで北朝鮮からミサイルが発射され、日本の上空を通過するもようとJアラートの発信がなされた事を知りました。
宮城、山形、新潟県に出されたJアラートは、国民皆が恐怖と戸惑いを覚えた事と思います。
しかし、どうやら日本上空を通過しなかった、日本海の上空で消滅したとの報道に代わり、結局そのミサイルは失敗に終わったもようとなりますが、北朝鮮は更に1時間後に2発、夜も少なくとも3発のミサイルを発射したようで、もうどうにも止まらない状況です。
韓国と米国の合同軍事訓練に相当脅威を感じ、挑発している様で、米韓は更に訓練の延長を発表し、北との関係が益々緊張する事になりました。
丁度昨日は、地元の代議士の後援会と元防衛大臣の小野寺五典代議士の講演を聞くことになっていたので、何とタイミングの良い事かと思う反面、こんな日に小野寺さん(伊那に)来られるのか?との心配もしながら会場に向かいました。
そして講演のテーマは「我が国の防衛と安全保障」。大変貴重な話が聞けたと思っています。
今の我国を取り巻く状況は、30年前とはガラリと変わり、非常に危険な状況になっているとの事。
30年前は日本の自衛隊の装備と、米軍の力を合わせれば東アジアでは強固な存在だったけれど、この30年間、日本の防衛費はほぼ横ばい。
対する周辺国は防衛費を上げ、装備を着々と備えてきたそうな。
特に中国は日本の5倍くらいの国防費を毎年つぎ込み、最新空母や戦闘機、潜水艦などを備え、今では日本の自衛隊とは力が違うとの話。
平和とは、それぞれの力関係が明確であれば保たれるものだけど、バランスが崩れると大変危険な状況になるものと思われます。
更に、現代の戦争は知らぬ間に起きているものとか。サイバー攻撃に始まり、気が付けば相手国に情報や電力、GPSなど全てを乗っ取られ、どうにもならない状況に追い込まれてしまっているとの話。
その典型が、今、ロシア、ウクライナの間で起きている事だとか。
日本の防衛をもっと真剣に考える必要があります。特に教育も問題かな?とも思うところです。