防災ヘリ操縦士不足
2022-3-4
3月4日は語呂合わせでミシンの日だそうです。毎日いろんな日があるものです。
昨日、岸田首相が記者会見し、まん延防止等特別処置を今週6日で解除する県は31都道府県中13県とする旨を発表しました。
今日、正式に決まるそうですが、大都市部を中心に感染拡大が収まらず、高齢者の集団感染が起きて病床使用率が下がらないことなどが原因とか。
当初は全国一斉に解除を目論んでいたようですが、残念ながら政府の目論見は外れてしまいました。
3回目のワクチン接種が進まない事も要因とも言われます。
我長野県は、6日で解除されるそうですが、宮田村を含む上伊那地域もまだまだ毎日感染者が出ていて、県全体の病床使用率は目標値の35%をギリギリ下回っているそうですが、まだまだ感染拡大には注意が必要です。
これから年度末や新入学期を迎え、本来なら歓送迎会とか卒業式、入学式といった春らしい恒例行事が行われるところですが、微妙な状況と言わざるを得ません。
さて、暗い話題に拍車をかけますが、明日3月5日は長野県の防災ヘリコプターが松本の山中に墜落してから5年になる日だそうです。
県の防災ヘリには県内各地から出向している消防隊員も搭乗していて、この地域の広域消防からも出向されている隊員がいますから、本当に悲しい事故でした。
その後、長野県は防災ヘリをリースで借りて運行していたそうですが、現在は所有し自主運行しているそうです。
しかし、ここもまた人材不足。操縦士が居ない事と、3人居るけど飛行時間が少なく、緊急時の運行に対応できるのは1人だけだという事情とか。
過去には農薬散布などで飛行時間を増やすことができたが、近年は農薬散布は行われず、ドローンの登場で更にヘリの出番は減っている様子。
飛行時間を十分満たすには10年以上の期間と数千万円の経費が掛かるそうで、なかなか壁が高い。
とはいえ林野火災や遭難救助など、ヘリでなければできない緊急事態も多く、山岳県である我長野県にはどうしても必要なものと思えます。
何処もかしこも人材不足は否めません。緊急時の対応って、本当に難しいものだと思いますね。