フィギュアスケート女子問題
2022-2-19
今日はあの「あさま山荘事件」から50年の日だそうです。
あの連合赤軍なる過激派と呼ばれる人たちが、軽井沢のあさま山荘に管理人を人質に立て籠った事件は、銃撃戦や鉄球による解体のシーンを当時はテレビで見たんでしょうか。記憶が少しあります
その後はドラマやドキュメント番組で紹介されたり、佐々淳行氏による解説を聞いたりしたものですが、今も残るというあの山からせり出した建物の事は覚えています。
昭和の時代の大事件で、古い話です。
さて、どうしても触れざるを得ない北京五輪の様々な出来事ですが、昨日はIOCのバッハ会長が記者会見を行ったそうです。
そして、フィギュアスケート女子のロシアコーチ陣が、ワリエフ選手の演技後に行った「冷たい対応」を痛烈に批判したそうです。
IOCの会長によるこういう発言は異例だと思われ、ワリエフ選手やロシアのドーピング問題にはIOCも相当気を配っているものと思われます。
ロシア選手と言えば、銀メダルを獲得したトルソワ選手もコーチを批判するような態度と発言を見せ波紋を呼んでいる様子。
15歳の選手たちを大人たちが様々な思惑で育て、五輪で金メダルを取るためにあらゆる方法を駆使して鍛え、結果を求める事に善悪の判断が求められるところではないのかな?と思うところです。
酷い記事は、彼女たちを「使い捨て」なんて表現するところもあり、これはただ事ではありません。
世界中のスポーツを愛する人たちの良識と心を踏みにじる事が無いように、只々勝利、金メダルだけが結果ではなく、いろんな事を目指し達成するのがスポーツの素晴らしさなんだから、もし報道のような事が起きているならロシアの方々には考えを改めてもらいたいもの。
何処の国も、五輪の金メダルが物凄く英雄視され、国を挙げて獲得を目指し、時には過激な振る舞いも起きる世界だけど、五輪精神とかスポーツマンシップってのをもう一度見直して欲しいもの。
失敗した選手を、罵倒するようなコーチって何なんでしょうか?。しかも失敗の原因となる精神的に追い込まれるような状況を作り出したのは、選手本人だけじゃないと思われますから尚更です。
フィギュアスケートの年齢制限を上げることは、やはり必要なんだと思います。
15歳の選手は、体格的にはジャンプを飛べるけど、体力としてはまだ子供。そして何より精神的にはまだ未熟で、大人の正しい指導が求められます。
15歳で選手として頂点で、17歳で引退って、いったいどういう世界なんでしょうか?。
さあ、北京五輪も終盤戦。残りの競技を正々堂々と戦い、プレーする側も見る側も満足できる有終の美を飾って欲しいものです。