逃げ恥解散と分配選挙

2021-10-15

 昨日、衆議院が解散しました。
これにて選挙戦が始まりますが、さて、この解散の命名を何とするのか注目したが、どうもパットした名前を発した人は居ない様子。
どこかの新聞は「勝手解散」とし、自民党の都合で勝手に解散したとの論調かな。
立憲民主党の枝野さんは「逃げ恥解散」と言ったとか。人気番組(漫画が原作)にあやかり、自民党が逃げに回って解散したと批判。恥をかくだろうという事らしいが、恥をかくのがどっちなのかまだ解りませんからあまり強烈な事は言えません。
 さて、この解散で多くの大物政治家と呼ばれる方々が引退される事にもなるそうです。
衆議員の正副議長だった大島さんと赤松さんのお二人は、ここで長年の議員生活にピリオドをうつとか。
選挙区の事情で揉めた挙句に引退せざるを得なくなった河村元官房長官と塩崎恭久氏は、長男が後継するそうだ。
伊吹文明氏や鴨下一郎氏、川崎二郎氏と言った閣僚経験者で、自民党を背負ってきた方々の引退が報じられ、公明党の太田元党首や野党でも多くの方が引退とか。
もちろん後継者は身内や親戚関係も多く、そういう意味では批判をされても仕方がないけど、とりあえずは世代交代は歓迎でしょうか。
 そして選挙公約。
昨晩は夜のニュース番組で各党党首が揃っての討論を見たけど、やはりどの党も「分配」と「支給」が柱に見える。
10万円から12万円と金額に多少の差があったり、支給する人が若者だったり低所得者だったりと少し違うけど、総じてお金をばらまく政策は似ていると思う。
勿論、今すぐにお金を支援してもらわねば困る人が沢山いるだろうから、そこに素早く手当することは大事。
特に新型コロナの影響で苦境に立つ人には、早く何らかの手立ては必要でしょう。
しかし、どの政党も結局は国債と大企業や富裕層への負担増を財源と言っています。
一時的に今の新型コロナ対策としてはこれは仕方ない処置だけど、あまりに大企業やいわゆる「儲かっている企業、人に税金をかける」と、他国へ移転してしまう企業や人が多くなっては元も子もない。
かつて、多額の稼ぎで一世を風靡したスポーツ選手や実業家が、モナコなどに移住してしまった事は現実にあった事。
日本企業が海外流出なんて先生方は考えても居ないのか、大企業への増税を平気で口にする党首も居ました。
格差是正は大賛成。しかし、岸田首相の言う新しい資本主義なるものの実像が解らないけど、富裕層や大企業への負担増だけで良いのか?は疑問に思う。
消費税の引き下げは、一度下げたら上げるのに物凄いエネルギーが要り、多くの国民が再引き上げに反対するのは目に見えていると思うから、私はここでの引下げには反対します。
所得税のゼロも同様に無理があると思います。一旦下げれば上げる事は難しい。それが例え義務でも、一度緩めたタガはなかなか引き締められないものと考えています。
日本の借金の数字を見ればこれ以上の借金は無理だと思うところです。
10年後の日本がどうなっているのか?。どの政党が一番現実的で実行できそうなのかを見極めて行きたいものです。

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