ハンカチ王子・斎藤引退
2021-10-2
秋になるとシーズンが終了するプロ野球は、毎年の事ながら引退という言葉が出てくるのは仕方がない事でしょうか。
他の競技でも常に付きまとうトップ選手の引退だけど、大相撲の白鵬は膝の故障が癒えずついに引退。
そして昨日は、野球の「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹投手が今シーズン限りでの引退を表明しました。
斉藤と言えば、甲子園で田中マー君と投げ合った夏の甲子園大会決勝戦の延長再試合を思い出す人、いや、それが斉藤投手のすべてという人も多いかと思います。
夏の甲子園大会で投げた球数は948球。決勝戦が引き分け再試合になり、2日間で投げた球数は296球とか。
同じく先日現役引退を表明した西武・松坂と共に、甲子園での「投げすぎ」が印象に残る投手です。
マー君は他に投手が居て、決勝戦も救援登板だったと記憶するけど、斉藤投手は連日の完投勝利。当時、酸素カプセルなるものがある事、それが体力回復に効果がある事を初めて知った事も思い出す。
試合中、マウンドの上でハンカチをポケットから取り出し汗をぬぐう姿が注目され「ハンカチ王子」のあだ名が付く。
高校卒業時には早大への進学を早々と発表し、東京6大学野球で活躍。
そして晴れてプロの世界へ進んだが、残念ながら故障が多く、本来の投球と活躍があまり出来ないまま今日を迎える事になってしまいました。
「持ってる男」とか言われ、本人の苦悩は大変だったと思うけど、正直、マー君くらいの体格に恵まれていれば良いけど、あの体格でプロで常に活躍は難しかったかもしれません。
今後は指導者になられると思うけど、プロ、アマを問わず良い指導者をめざして欲しい、いや、彼は良い指導者になると確信しています。
松坂、斎藤と、かつての甲子園のヒーローが相次いで引退は、ちょっと寂しい秋になりました。