「やって良かった」64%
2021-8-10
台風が温帯低気圧に変わったけれど、台風以上に強風や大雨をもたらし、昨日の振り替え休日は荒天のために様々な事が「あて外れ」になった事と思います。
そんな昨日は、テレビの報道やバラエティー番組で東京五輪の総括をしていましたが、始まる前は中止すべきという論調が多かったけれど、終わってみればほとんどのチャンネルが「やって良かった」「感動した」と報じていました。
それだけ選手たちの頑張りや、試合後のコメントが素晴らしかったという事かと思いますし、反対、反対ばかり言ってきた新聞社や系列のテレビ局も、始まってからは手のひら返したように放映時間が多くなる矛盾を行ってきました。
それだけ「視聴率」と言うのが大事みたい、いや、それしかないようにも見えますね。
今朝の新聞では世論調査の結果も報じられていますが、国民も「開催して良かった」と答えた人が64%と6割を超え、良かったと「思わない」人が28%とか。
開会前には「中止するべき」が41%だったのに対し、終わってから「中止すべきだった」が25%と大きく変動しています。
その反面、新型コロナ感染拡大が広がり、政府や大会委員会への不満も多い様で、これからはパラリンピックをどうするのかも含め、やはり新型コロナ対策が益々重要になります。国民も我慢するしかないと思われます。
しかし、昨日の我宮田村周辺も、県外ナンバーの車が非常に多く、観光地は「まるで県外」状態だそうです。
観光地の事情からすれば有難い事でしょうが、このお盆連休はもう少し我慢して、越県しないようにして欲しいと思いますが、国民はなかなか政府や自治体の言う事を聞かなくなってきているんでしょうか。
もっとも「越県しないで」と言いながら、各地の観光協会は地元の観光地をアピールし誘客に必死ですから、新聞社の事を言えたことではなく、矛盾していますがね・・・。(苦笑)
さて、各国選手たちは昨日から今日にかけて続々帰国し、少し国内も一旦平静に戻るかと思いますが、海外選手たちの素行もこれほど厳しくした五輪は無いと思われます。
その反面、バッハ会長が昨日は密かに(?)銀ブラしたとかでこれまた批判を浴びています。
選手には外出禁止をきつく言いながら、会長自ら銀ブラはいかがなものか?てことですが、大会は終わったし、せめて日本の中心「銀座」ぐらいは行ってみたいという気持ちは解らないでもないから少し同情しますが、このコロナ禍で開催した五輪とはこういう事です。会長はもう少し理解すべきだったかもしれません。
さてさて、海外メディアも総じて「成功」と言ってくれている今回の東京五輪。
逆に何が大変だったって、東京の「暑さ」だそうで、反面一番良かったのはボランティアやスタッフの民さんの「おもてなし」とか。
日本の、東京の暑さを「なめんなよ」とずっと思ってきた事なので、暑いに決まっているとは日本人のほとんどが思っていた事。
逆に、多くの方が辞退したにもかかわらず、親切丁寧におもてなしをし、大会を支えたボランティア等、日本人の素晴らしさも発揮できたと思います。
自宅にてテレビ観戦を決め込んだ田舎の親父も、これまたある種「貢献した」と思っていますから、東京2020は、日本人がかなり頑張った五輪と思います。
パラリンピックも目前です。暑さは少し和らぐと思いますが、状況の厳しさは同じ。今一度、気を引き締めて大会を盛り上げましょう。