消防団早朝訓練

2021-7-15

 昨日の大リーグオールスター戦は、大谷の投打二刀流に始まり、最終的には勝ち投手という栄誉を与えられて終了しました。
これにて大谷劇場は終了ですが、結果としては打者としてはヒットを放つことは出来なかったものの、投手としては160キロの投球を見せ、投手としても一流であることを証明して見せました。
オールスター選手からサインを求められ、それに丁寧に答えてサインする人間性も含め、大谷が大リーグの中でも傑出した存在だと改めて認識したものです。
出来れば東京五輪にも出て欲しかったという、欲張りな思いも沸いてきます。
 さて、昨日は宮田村の消防団の分団長以上経験者で構成される消友会の役員会があり、久しぶりに会議と懇親会という席を体験しました。
その中で、現役消防団長から現在の消防団の様子を伺う事が出来ました。
昨年から新型コロナウイルス感染拡大で、消防団の訓練や大会が中止になり、活動に苦労しているという事は既にご承知の通り。
本来なら今頃は、ポンプ操法とラッパ吹奏の郡大会が開催される時期で、今月末か来月初めの日曜日には県大会が開催されるというのが通例でした。
しかし、昨年からまずは村の大会が中止され、消防団員がポンプ操法の練習をする姿を見なくなり、郡大会、県大会も中止になったそうです。
それどころか、通常の規律や土砂災害に備えた水防訓練なども中止になり、言わば消防団と言えども災害対応の訓練が出来ない日々が続いているという事だそうです。
これには各自治体も危機感を持ち、消防団に少しでも訓練をしてもらえるようにお願いしてるようですが、何分にもこのご時世で大勢の団員が一同に会して訓練することは出来ないでいるようです。
これには、消防団の新入団員不足と言う問題も大きく関わるそうで、こんなご時世に集まらせようとすれば、ただでさえ団員のなり手が無いのに、益々それが深刻になるという事情も働くようです。
しかし、現実には火災や土砂災害が起きない訳ではなく、消防団の有事の出動ってのはあり得ることです。
しかし、訓練不足の団員たちが災害現場に向かう事にはリスクもあり、言わば悪循環になるという危険もあります。
また、ポンプ操法については、新型コロナの前から既に大会中止の動きが始まり、我村はともかく、上伊那郡下の多くの市町村が大会中止を決め、郡大会不参加を表明していました。
その波が、新型コロナと共に他の市町村にも広がる結果となり、今年も大会は行われません。
 そんな中、宮田村消防団は模擬火災訓練を計画してきましたが、その都度村内の警戒レベルが上がり、中止せざるを得ない状況でここまで来たようですが、先日ようやく中継して放水する訓練が出来たそうです。
そして、ポンプ操法などで技術の向上が出来ない危機感から、各部ごとの放水訓練実施を決め、週に二日程度の練習をお盆頃まで行う事にしたそうで、早速今朝から地元の部が我社の駐車場に来て練習していました。
早朝から本当にご苦労様な事で、頭が下がりますが、こうした消防団の皆さんのお陰で、住民は安心安全を担保してもらっている事を忘れてはいけません。
団員不足の原因が、親たちの理解が得られない事だったり、若者にとってはやらなくて済むならその方が良いという考えがある事は残念です。
2年ぶりに消防団のポンプの音を早朝から聞き、ちょっと安堵の朝でありました。

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