熱海市で土石流災害!
2021-7-5
注目の東京都議会議員選は、自民党が第1党の座をわずかな差で奪還したけど、当初苦戦が予想された都民ファーストの会が追い上げ、その差は僅か。
小池知事が過労のために入院した中での選挙戦は、最後に小池さんが復帰して盛り返すという事になり、改めて小池知事の存在感はまだまだ凄いと思われる。
この選挙、過去2番目という投票率の低さも目につき、42%という投票率は半分以上の人が棄権した事になるから、都会の人の政治への関心の低さはやはり気になるところ。
政府や都の新型コロナ対策に不満を抱いているように見えるけど、選挙には行かない、投票しないでは、訴えも説得力がまったくありません。
五輪中止なのか、開催なのか?。そこも曖昧な東京都民の姿勢が見て取れます。「どちらでも良い」が回答でしょうか。
さて、そうこう言って東京都の選挙に目を向けている中、先週末に東海や関東地方で大雨が降り、熱海市では大規模な土砂崩壊と土石流が起き、市街地に流れ出した土石流により甚大な被害が出てしまいました。
現在も行へ不明者が多数との事ですし、既に犠牲になられた方が海などで発見されています。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げますと共に、犠牲になられた方々にはお悔やみを申し上げます。
そして、未だ懸命の捜索や復旧作業にあたられているいる方々には、くれぐれも気をつけて作業にあたってもらいたいものです。二次災害が一番怖い事です。
今回の熱海の地形から、大雨に見舞われたときに大規模な土砂災害、土石流災害が起きそうだという事は、何かしら感じていた方は居たはずだと思います。
海と山の間が近く、急斜面に建物が沢山建てられているリゾート地は、一度大雨に見舞われるとこうした現象が起きることは想像しえた事だと思いますが、残念ながら対策を立てる前に起きてしまったというところでしょうか。
また今回の土石流の頂点には、過去に造成された5万立方メートルもの埋め立てられた土砂があったとされ、人工的な盛土のもろさを露呈した格好になってしまいました。
これだけの民家や繁華街の上流に、しかも傾斜地の上方に埋め立てた大量の盛土とは、知らなかった人も居るのかもしれないけど、許可した役所もあるんだろうから何かしら感じるところもあり、困惑するものです。
くしくも昨日は昨年の熊本豪雨から1年経った日だそうです。今年も昨年に引き続き、また大雨による甚大な災害が起きてしまいました。
日本という国は、本当に様々な災害に遭う厳しい土地柄に住んでいる国だと改めて思うもの。
その反面、国土強靭化と言いながら、一向に改善されない災害への備えに、予算という壁が立ちはだかる事は解るけど、反対する政党や政治家が居て思うように対策が進まないという事もあるんだろうと思います。
何でも反対するだけでは、国民を守れない事はもはや明白です。
与野党問わず、国土の強靭化は必要だと力を入れてもらいたいものです。