絆
2021-3-11
3.11を迎えた宮田村は今朝は快晴。しかし放射冷却現象で今朝も-3℃を示す弊社の寒暖計です。
10年前は確かその少し前に積雪があったと記憶しています。3月11日はまだまだ寒い日だと言えます。
今日は東北地方の多くの地で、様々な方々による震災慰霊や復興への祈りを込めた式や、いろんな方が10年前を振り返る機会が設けられるかと思います。
ここに改めて被災され、犠牲になられた方々には心よりご冥福をお祈り申し上げ、被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。
今朝の新聞やニュースでは、東北出身のスポーツ選手や実際に被災し、家族を亡くした方々のコメントや決意が載せられています。
「絆」という言葉を前面にし、被災地では復興を目指してきたと思われますが、10年経ってもまだまだ復興への道のりは遠く、元の生活に戻るまでには何年もかかりそうとの事。
しかし、これからも気持ちを切らさずに頑張っていただきたいものです。
ところで、3.11の翌日、3.12には我長野県の北の端、栄村と新潟県境でも震度6強の地震に見舞われ大変な被害を受けました。
確か夜中の揺れだった為、東日本大震災の揺れがまた来たかと思いましたら、震源地は我長野県。
幸い津波は来ない場所なので、津波の心配は無いものの、各地で土砂崩れなどが起きて一時は孤立した集落もあったと記憶しています。
我長野県の中部でも、今も時折規模の小さな地震が多発しているし、何と言っても東海、東南海地震は確実に起きるとされていますから、今後も全国で地震に備える事は勿論、日常からいざという時の行動を確認しておくことが必要です。
昨年は宮田村では新型コロナ感染防止のために、防災訓練が縮小された形で行われました。
今年も全村民が一同に会しての訓練は出来ないでしょうから、小人数で、地域ごとの訓練が行われるものと思います。
自治会や隣組単位でのそれは大事な事で、これからは益々「地域力」が問われることになりそうです。
そういう意味でも、日頃から隣組や集落単位のお付き合いは大事な事。
最近は我宮田村も都会化が進み、ご近所のお付き合いも敬遠される事も多いそうですが、地域が一丸となって防災意識を持ち、有事の際には助け合う事が大事だと思うものです。
3.11の教訓は、津波という事象は我村ではほぼあり得ませんが、安全な場所に皆で避難するという事はあり得ます。
絆とは、そんな国民皆の思いを集めた言葉でしょうか。
3.11は、これからの日本人に大きな警鐘を鳴らした出来事で、その教訓を忘れずに永遠に伝えていきたいものです。