10年前の教訓を活かせ!
2021-2-15
今朝は雨模様の宮田村です。
それにしても日本という国は、次々にいろんなことが起きる本当に厳しい条件を備えた国だと思います。
人間の行う人事などもさることながら、巨大地震にみまわれたり、台風や豪雨による土砂災害に遭うなど、自然災害の多いのには驚きます。
3月になったら「あれから10年」と、東日本大震災を思い起こして当時の恐怖と教訓を活かすべくつぶやきを・・・と思っていたら、先週の土曜日の深夜に突然の揺れ。
福島県沖を震源とする震度6強の地震の発生は驚きましたが、返す返すも津波が来なくて良かったとは思うものです。
東日本大震災の余震とされる今回の地震は、震源が少し深かったから津波が起きなくて済んだとの事だけど、今後も更に余震が起きる可能性は高く、震源の場所によっては津波が発生する可能性は高いだろうから十分注意が必要で、避難する準備も必要と思われますから東北地方にお住いの方々はさぞかし大変な思いをされている事と思います。
今回の地震では、10年前の教訓が節々に活かされているとの話もあります。
新幹線や高速道路は大きな被害を受け、停電や断水といった地震では必ず起きるインフラの被害は残念ながら今回も起きてしまった様子。
特に、耐震工事が進む新幹線ですが、まだ工事がなされていない箇所は、電柱が倒れたり橋脚にひびや割れが入り、欠けてしまった映像もありました。
日曜日の早朝から、給水車で飲料水を配る市の職員や、ポリタンクやバケツを持って水を貰いに来るお年寄りの主婦の姿を見て、いつもの大規模地震の風景に残念な思いと、気の毒だと思う反面、何もしてやれないもどかしさも感じます。
ただ、今回は津波が無かった事は本当に幸いだと思います。10年前はあのような不自由でも生活の為に水を汲んだり、壊れたり倒れた家財道具を片付ける間もなく巨大津波に襲われ、逃げられた方も居るけど、津波にのみこまれて行方が分からなくなってしまった方が続出しました。
避難所は何処に誰が避難しているのか把握するのに時間がかかり、ネットに載る避難者の名簿が生々しく、テレビで放映される避難所の様子が痛々しかったのを思い浮かべます。
ただ、今より少しだけ良かったのは、新型コロナ対策の必要がなく、集団で避難所に居る事に感染の危険を感じていなかった事ぐらいでしょうか。
10年前は段ボールなどで囲ってプライバシー保護に努めたけど密でした。今はテントが用意され、家族だけで仕切られた一時避難が可能なようです。
それでもまだまだ地震の度に起きる火災だったり、土砂崩れにより道路が寸断され、場所によっては孤立する集落だってありそうです。
こうしてみると、あの大震災の教訓は少しずつ活かされ、対策も進んでいますが、まだまだやらねばならない地震や津波への対策は沢山あるようです。
いや、永遠に常にどこかで何かを行い続ける必要がありそうです。
日本だけじゃないけど、特に我日本国は、試練続きの国だと改めて思うものです。