政府はついに首都圏に続き、関西圏の２府１県にも緊急事態宣言を再発令し、更に愛知や岐阜、福岡にも発令検討の方向で、栃木県も発令を要請しているとか。
かく言う中で、我長野県とて他県と同様このところの感染者数は凄く、人口が少ないから全体もそれほど多くは感じないが、毎日５０～７０人以上の感染者が確認されている現状は緊急事態宣言に匹敵すると思われます。
年末年始に帰省したり、会食をしたことが原因とされるけど、確かに年末年始に我慢して帰省できなかった人たちの思いを考えれば、都会からの行き来は慎重にすべきだったと思います。
もはや後のまつりですけどね。今後も都会への往来は控えるしかありません。残念ですが・・・。
　さて、そんな新型コロナの猛威はスポーツ界にも多大な影響を及ぼし、昨年秋には少しずつ観客を入れていた各種競技も、緊急事態宣言を受けて再び無観客にするものが多く、高校サッカー準決勝以降や中央競馬は先週は無観客だった。
ラグビーのトップリーグの選手が大量に陽性反応になり、開幕からピンチの様子。
　そして大相撲。
場所前の９００人以上もの関係者の検査の結果、多くの力士を含む関係者が陽性反応を示し、怪我で休場の鶴竜を含む１６人もの関取を含む６５人の力士が休場を余儀なくされる中、それでも先場所とほぼ同様の開催を行っています。
これには張本さんは「これでもやるのかね？」との反応でしたが、もし途中で中止になった場合の成績の取り扱いまで新聞で心配されるほど危うい状況であります。
例えば大関２人は今場所カド番。８勝する前に中止になったら陥落してしまうのか？。
照ノ富士は大関復帰を目指すけど、３場所で３３勝が目安だが、途中で中止の場合の星勘定は？等々・・・。
　それはともかく、今場所は両横綱がまたまた休場のため、３人の大関が主役と言われて場所が始まった。
そのうち貴景勝は先場所優勝の勢いから、今場所の結果次第で横綱昇進の期待がかかる場所でした。
が、初日に御嶽海に敗れ、その後も２日間負け続けて初日から３連敗。早くも場所後の綱とりは絶望となりました。
他の２人の大関は今場所はカド番。しかし正代は２勝１敗も朝之山がこれまた昨日、御嶽海に完敗して１勝２敗と黒星先行の苦しい星勘定。
それこそ負け越し、または勝ち越せないうちに中止が怖い心境かと思います。
　そして御嶽海。我長野県の皆が応援する郷土期待の力士だけど、この関取はなにせ毎日やってみないと解らない不思議な性格の力士。
初日と昨日の大関戦のように物凄い強さを見せるかと思えば、平幕に簡単に負けるふがいない日があり、特に後半戦に息切れしたように負けが込むのは「稽古不足」と言われる要因か。
期待が大きいだけに、簡単に負けたときの反響も大きく、最近は舞の海さんも北の富士さんもあまり褒めてくれなくなった。
　さてさて、昨日の大関３人の３連敗総崩れは今場所の混戦に拍車をかける。そして平幕・阿武咲と大栄翔の充実ぶりが今場所の台風の目か。
今日の御嶽海対大栄翔戦が注目だけど、８対２で御嶽海不利と予測しておきましょう。そうすると逆になる御嶽海の不思議な性格に密かに期待します。
混戦と新型コロナで開催自体が危ぶまれる中、３大関の今後に注目でしょうか。