五輪出場選手それぞれ
2020-12-24
今日はクリスマスイブ。早朝のラジオからクリスマスソングが流れると雰囲気が盛り上がります。孫達もサンタクロースの訪問を心待ちしている様子です。
さて、今年の主な行事は、そのほとんどが新型コロナによって延期や中止になりましたが、その中でもやはり東京五輪の延期は一番大きな出来事でしょうか。
とはいえ東京五輪・パラリンピックが来年開催されるのかは未だ微妙。
菅首相は開催を訴えているけれど、海外からの選手や観客が本当に日本に入国できるのか?は今のところ大きな疑問。
解決策はやっぱりワクチンだと思うけど、今のところまだその効果に確信が持てず、副作用の問題もあってまだまだ接種のリスクは高い様です。
しかし、何としても来年は開催して欲しいと願うところ。日本経済を考えても、このまま中止なんて事になったら深刻な事態だと思われます。
ところで、4年に1度の五輪は、選手の運不運ってのもあるものだと昔から思っています。
マラソンの瀬古選手のように、全盛期で金メダル確実という時のモスクワ五輪のボイコット。
同じく全盛期だった柔道の山下さんは、次の五輪までその力を持ち続け金メダルを獲得できたけど、丁度ピークに行われた方もいる一方で、怪我に見舞われたり、調子が上がらない時の開催になってしまったりと選手の運不運はあると思っています。だから五輪のメダルは重いのでしょう。
昨日、ようやく開催されたバトミントンの全日本総合選手権。そもそも今年は国際大会は勿論、国内の「全日本」と名の付く大会がなかなか開催できない競技が多かったようだけど、バトミントンは昨日から開幕。
そして、世界ランク1位の桃田選手が順調に1回戦を突破して存在感を見せました。
しかし、桃田という選手も、私からみれば悲劇の主役です。
過去には違法賭博場に顔を出して出場停止処分を受けました。この時は連れていかれた先輩選手の「桃田は許してやって欲しい」という懇願もかなわず1年以上の出場停止でリオデジャネイロ五輪出場は叶わず。
復帰してようやくつかんだ世界ランク1位の座。しかし、今年1月に遠征先のマレーシア・マスターズで優勝した後、帰国する空港に向かう車が交通事故に遭い、運転手が死亡し自らも打撲などの怪我を負う。
その後、シャトルが二重に見えると言い出し、眼窩底骨折が判明。
正直、今年、予定通り五輪が開催されていれば出場も危ぶまれたかもしれません。
もちろんまだ東京五輪の舞台に立った訳でなく、今後も何が起きるか解らないけど、とにかく苦難を乗り越えてという表現は言えるでしょう。
体操界にも居ますね。白井健三選手。日本の体操界のホープとして、難度の高い技を次々にあみだし「シライ」の名がつく技は数々。
しかし、彼も怪我で現在はようやく復帰の見込みが見えるようだけど、今年五輪だったら代表に選ばれる事は難しかった、いや、競技に臨むことも出来なかったのでは?と。
体操界は内村選手が鉄棒に絞って活躍中で、若手選手も台頭してきたけど、白井健三の名前がないのは寂しいところ。
是非一日も早い復帰を願い、日本代表として五輪に出場して欲しいもの。
この他にも、きっと今は苦難の選手も居る事でしょう。もちろん代表に選ばれている選手のコンディション維持も大変でしょう。
それらを含め、来年こそ東京五輪・パラリンピックが通常の形で開催される事を願うのみです。