大渋滞に思う
2020-12-9
昨日からイギリスで新型コロナワクチンの接種が始まり、世界に先駆けてのワクチン接種(中国とロシアは国内産ワクチンを接種しているそうだが、実態は解らない様子)を開始したそうだ。
まずは80歳以上のお年寄りから接種するそうだけど、94歳のエリザベス女王も国民同様に順番待ちをして接種を受ける事になりそうとの事。
女王と言えども特別扱いしない、いや、女王側からすれば特別扱いされては申し訳ないという気持ちが働くのでしょう。
今後は医療関係者に接種され、徐々に国民に広がっていくようだけど、2回にわたる接種とマイナス70℃での保管など難しいところがある事と安全性が確認されていないところに不安もあります。
さて、話は変わり、昨日の午後、我社の前を通る広域農道が俄かに渋滞し始めましたので何事か?と思いましたら、中央道で事故が起き、伊那インターと駒ケ根インター間の下り線が通行止めとのニュース。
したがって、中央道を走ってきた名古屋方面へ向かう車が伊那で下ろされて、広域農道を通って駒ケ根インターを目指す車両で溢れ大渋滞を引き起こしました。
昨日は好天で道路状況が悪くはなかったため、それほど混乱はありませんでしたが、宮田村から駒ケ根市に行くのにかなりの時間を要しました。
国道はそれほど渋滞しなかったそうですが、なにせ広域農道は中央道とほぼ平行に走り、すぐ近くを通りますから大型トラックや県外ナンバーの車両が列をなしてノロノロ。
結局夕方暗くなってもまだその渋滞は解消されませんでした。
これが、大雪の時にも起きる事象で、大雪の時には中央道は除雪作業のために通行車両を一般道に下ろします。
ところが、この地域の道路は狭いうえに凍結することが多く、坂道も多いためにその坂でスリップして上れないトラックなどが続出します。
当然大渋滞になりますが、困るのは、それらの車両が並んでしまって除雪重機が進めなくなることに。そして更に雪が降り続くと、かつて山陰地方などで起きた立往生が何日にも及ぶなんて事にも成り得ます。
バイパスとか橋梁とか、道路に対する認識は一般的には低く、政治家の考え方によっては「公共事業は罪悪」ですからなかなか工事の進捗が進まないところが多いです。
また、拡幅したり橋を増やすことは、道路の条件緩和に役立つのに、一部の政治家は公金を投じる事を「無駄」と言います。
いざという時は少ないですが、本当に起きたときは取り返しがつかない事になります。
何より、日常はすぐそこなのに、そこに行けない事がどれくらい不便でストレスを感じる事か。
このところ天候に恵まれ、逆にこの後大雪が降らないかと心配をしますが、昨日の大渋滞を見て不安を感じるものです。
ライフラインはやっぱり大切だと訴えたいです。