大阪都構想否決!

2020-11-2

 11月になりました。
11月は私の誕生月でもありますが、昔から冬の始まりで冬支度の準備や、仕事は年末年始に向けて何かと間に合わせておきたいと焦る月であります。
明日は結婚記念日でもありますし、何かと感慨深い月であります。
 さて、昨日は注目の大阪都構想の賛否を問う住民投票が投開票され、僅差で反対が賛成を上回り、5年前同様に再び否決されました。
これにより大阪市は存続され、松井大阪市長は今任期をもって政界を引退することを表明しました。
ニュースの開票速報を見ていると、出口調査ではほぼ互角も、少し反対が多いのかな?という風に見えたグラフですが、速報値は賛成が少しリードのまま終盤の開票へ。
開票率90%を前にしたあたりで「反対多数の見込み」と報じられ、報道陣でさえ「えーっ!」と声を上げたというほど意外な結果でありました。
結局約17000票の僅差で反対票が上回り、またしても大阪都構想は否決されました。
この選挙に至るまでに、各政党には様々な事情があり、都構想を行いたい維新の会と、今回は公明党も賛成。
一方、自民党は共産党と共に反対し、立憲民主など中道勢力も反対だったとか。あの辻本議員も反対を大声で叫んでいたようですね。
 結果を見て、総じて日本人は新たな政策や改革には抵抗し、変化する事に将来への不安を微妙に感じるもののようで、現在の体制を大きく変える事にはためらいを感じるという事らしい。
大阪市と大阪府の二重政策が無駄で、解消したほうが良いというのが維新の会の意見だったと思い、それが本当なら都構想は良いかもと思っていたけど、残念ながら大阪市民はそうは考えず、現状の政策で良いとか大阪市を残したいという考えが上回ったという事でしょうか。
これを見ると、こういった現状を改革しようとの賛否を問う住民投票を行う場合、相当住民の意向が同調され決定的な「良い点」を見出して理解してもらわないと2分する投票は難しいと思えちゃうもの。
 そして、例によって左派と言われる政党は、何故かこういう時には反対を選択し「改革を訴えるんじゃないの?」と思わせる場面ばかり。
今回は自民党も反対に回ったそうで私は残念に思う。ただ、改革というより、大阪市を残したいという住民の意見が多かったという事ならばそれはそれで仕方がないかもしれません。
私たち他県の者がとやかく言えることではありません。
一方で、東京都民は「日本の首都が二つあると思われる」という事を懸念する人も居るとか。
でもこれ「日本は地方分権を勧めるべき」という地方の声を、東京都民は認めない「あくまで首都東京中心の日本であるべき」との声に聞こえてしまいます。
こうした記事を読むと、どうなのかな?と。やはり日本の中央集権の壁は厚いのかな?と。
いずれにしても、大阪都構想は否決され、今後しばらくは再度これを持ち出す事はないだろうと思われます。
今は維新の会が大阪府、大阪市共に首長を務めていますから、同調してやれるでしょうが、他党の首長誕生の折に、この反対の良し悪しが問われるかもしれませんね。
 まあ、大都会の事情など、地方の田舎暮らしをする我々には解らない事が多いものです。
「田舎も良いものですよ!」ともっと大声で言えるようにならねばなりませんね。

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